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真言宗の密教寺院

真言宗の根本道場は

日本三大霊場の一つで世界遺産の高野山である。

現在は高野山真言宗の総本山である。

標高千mの山深い山上に大門、金剛峯寺 壇上伽藍には根本大塔、金堂の諸堂があり女人堂、苅萱堂、宿坊寺院、そして弘法大師の御廟奥の院がある。

 

京都には東寺真言宗総本山教王護国寺(東寺)がある。毎年一月八日から十四日まで御修法が厳修される。この御修法は真言宗各本山の代表が集まり天皇陛下自らが施主となり国家安泰、五穀豊穣を祈願する。真言宗の最大の法会である。

代表の総大本山として根来寺、長谷寺、朝護孫子寺、西大寺、宝山寺、須磨寺、中山寺、清澄寺、随心院、勧修寺、醍醐寺、泉涌寺、智積院、仁和寺、大覚寺、善通寺があり弘法大師空海の法灯を護っている。

 

 

 高野山真言宗総本山金剛峯寺、壇上伽藍の根本大塔、御影堂、金堂、奥の院弘法大師の御廟

 

真言密教、弘法大師の教え

真言宗は高祖弘法大師空海によって開かれました。遣唐使の一員として唐に渡り、西安の青龍寺恵果和尚から伝法灌頂を授かって帰朝。京都の東寺 教王護国寺を建立し高野山を開創し、高野山を修行道場とし、そこで得られた知恵と利他行の実践の地を東寺とした。

 

真言密教の両界曼荼羅は金剛界、胎蔵界とし地、水、火、風、空の五台世界の上に仏の楼閣が聳え中尊如来に一元化された曼荼羅は四次元宇宙を表している。

 

密教特有の明王とは武器を持ち、憤怒の形相をしている。これはあらゆる現世の願望に応える如来のもう一つの姿であり、修行の障りとなる魔を降伏し、そして守護して衆生済度を救済する。

 

真言密教では成仏への鍵は、宇宙の『法』を成り立たせる根源仏ー大日如来である。その変化身である秘密仏が鍵を握っている。修行の究極の目的はその秘密の仏との合一にほかならない。生きたまま仏となる即身成仏こそ密教の根本でその聖地とも言える山が高野山である。弘法大師空海は承和二年(八三五年)高野山で入定し今も衆生済度を救済し密厳浄土具現のため今も生きて私たちを導いて下さっているのである。

 

教王護国寺東寺南大門と五重塔、講堂の本尊と立体曼荼羅、金堂

 

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